上海上港退団のフッキ、英1部ウルブス移籍が浮上 エースFWの”代役候補”と現地報道

元ブラジル代表FWフッキ【写真:Getty Images】
元ブラジル代表FWフッキ【写真:Getty Images】

頭蓋骨骨折の重傷を負ったFWラウール・ヒメネスの代役候補として白羽の矢

 中国スーパーリーグの上海上港を退団し、去就が注目されている元ブラジル代表FWフッキについて、英紙「ザ・サン」は英1部プレミアリーグのウォルバーハンプトンが獲得オファーを提示したと報じている。

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 フッキは2008年に東京ヴェルディからFCポルトへと渡り、その後ロシアのゼニトでのプレーを経て16年に“爆買い”で注目を浴びた上海上港へと移籍。圧倒的な攻撃力を武器に、翌年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト4進出に貢献するなど主軸としてプレーしてきたが今月、退団を表明していた。

「ザ・サン」紙によると、新天地についてフッキは「トルコ、ポルトガル、イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、中国からもオファーがあった」と明言。古巣FCポルトへの復帰や、プレミアリーグのウェストハムの噂が浮上していたなか、ここに来てウォルバーハンプトン行きの噂も浮上しているようだ。同メディアは英サッカーサイト「Football Insider」の記事を引用する形で、試合中に頭蓋骨骨折の重傷を負ったメキシコ代表のエースFWラウール・ヒメネスの代役候補として、フリー移籍でサインするチャンスを与えたと報じている。

 記事では、欧州5大リーグとされるイングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランスのいずれのリーグでもプレー経験がないフッキにとって、プレミアリーグへのチャレンジが魅力的に映る可能性を指摘。また、フッキ本人もイングランドのトップリーグで活躍することに興味を持っているとされることも伝えている。

 さらに条件面についても触れており、上海上港では週給38万5000ポンド(約5380万円)を稼いでいた事実を伝えつつ、フッキが「90%のペイカットも喜んで受け入れる」と語ったことも紹介。フッキの獲得動向において、「ザ・サン」紙はウォルバーハンプトンがポルトと競合しているとされている事実も指摘しているが、34歳のブラジル人ストライカーはプレミアリーグへ初上陸することになるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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