「モウリーニョはレアルに戻ってくる!」 カルデロン前会長がジダン後任に復帰を断言
ジダン監督の経験不足に疑問視 「スペイン3部レベルの監督」
昨年12月にチェルシーを解任されたジョゼ・モウリーニョ前監督は来季マンチェスター・ユナイテッドの監督就任が濃厚と報じられる中、レアル・マドリードに復帰する可能性が浮上している。スペイン地元紙「アス」が報じている。
レアルとバルセロナのベテラン選手が参加するイベントに姿を見せたレアルのラモン・カルデロン前会長は公の場で、「スペシャル・ワン」がマドリードに復帰する可能性について言及している。マンUの新監督就任が実現しなければ2013年以来となる古巣復帰を果たす見通しを明らかにしている。
「もし、モウリーニョ氏がマンチェスター・ユナイテッドとサインしなければ、彼はレアル・マドリードの次期監督になるだろう。私はそう確信している。今のチームが何も勝ち取れなければ、もう一度ベンチに座るモウリーニョの姿を見ることになるだろう。私はそう感じている」
2009年までレアルの会長職を務めたカルデロン氏は10年から13年まで3年間で終わったモウリーニョ政権について「クラブにとってベストな時ではなかった」と振り返る。モウリーニョ氏は主力選手との関係をこじらせ、無冠に終わった2012年シーズン終了後、チームを去ったが、ポルトガル人指揮官が戻ってくる可能性は十分にあると信じているようだ。
一方、カルデロン氏は現在チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督について「彼には成功して欲しいと思っている。彼は尊敬され、選手からも賞賛されている」とエールを送ったが、「彼はセグンダB、スペインの3部から来た。彼はセグンダBの監督だ」と説明。監督としての経験値が3部レベルで、世界屈指の名門を率いるに相応しい手腕の持ち主であるか、大きな疑問符を投げかけた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images