歴代バルサ選手がクライフ氏死去に哀悼の意 悪童FWも「彼は自分にとって最高の監督」

68歳で死去したカリスマに、”ドリームチーム”のメンバーも悲しみに暮れる

 元オランダ代表FWで「トータル・フットボール」の礎を築いたヨハン・クライフ氏が、24日にがん闘病の末に亡くなったと同氏の公式サイトで発表された。享年は68歳だった。指揮官として「ドリームチーム」と称されたバルセロナを率いた当時のメンバー、そして現在クラブに所属する選手も悲しみにくれた。

 「フライング・ダッチマン」の異名をとったクライフ氏は、1973年から78年にかけてバルセロナでプレー。73-74シーズンには長らくリーガ制覇から遠ざかっていたチームに悲願のタイトルをもたらした。

 また88年に指揮官としてクラブに復帰すると、FWロマーリオ、FWフリスト・ストイチコフらを獲得する一方で、ジョゼップ・グアルディオラ(現バイエルン監督)らカンテラ育ちの選手を積極的に登用。リーガ4連覇とクラブ初となる欧州チャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)制覇をもたらした。偉大な成績だけでなく、現在のクラブにも受け継がれるポゼッションスタイルはクライフ氏が種をまいたものだ。

 そんなレジェンドの死に対して「ドリームチーム」を形成した愛弟子もショックを受けている。その筆頭は”悪童FW”として名を馳せながらも、革新的なオランダ人指揮官とともに一時代を築いたロマーリオ氏だ。恩師の死を知ると、ツイッターでこうつぶやいた。

「自分の最愛の友人、ヨハン・クライフが逝去したとの知らせは、ただただ悲しい。彼は間違いなく、自分にとってのベストの監督だった」

 

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