ビジャレアル久保、スペイン紙の”本調子にならない補強”選出 「クボのケースは奇妙」

ビジャレアルでプレーするMF久保建英【写真:Getty Images】
ビジャレアルでプレーするMF久保建英【写真:Getty Images】

レアルMFウーデゴール、セビージャMFロドリゲス、バルサMFピャニッチとともに選出

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、開幕6試合連続でベンチスタートだったが、直近の公式戦3試合はすべてスタメン起用と徐々に風向きは変わりつつある。しかし、スペイン紙「マルカ」は、序盤戦を検証する企画のなかで、「本調子にならない補強」の一人に久保を挙げている。

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 2019年夏にレアルと契約した久保は、スペイン挑戦1年目をレンタル先のマジョルカで過ごし、リーグ戦35試合に出場して4得点4アシストを記録。今季はさらなる成長を目指し、強豪ビジャレアルへ1年間の期限付き移籍となった。

 開幕6試合連続でベンチスタートと厳しい序盤戦となったが、現地時間10月22日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節スィヴァススポル戦(5-3)で1得点2アシストの大活躍。そこからリーガ第7節カディス戦(0-0)、ELグループステージ第2節カラバフFK戦(3-1)と3試合連続でスタメン起用された。

 とはいえ、リーグ戦に関して言えば7試合で計142分プレーしてノーゴールノーアシスト。現状ではポジション争いでナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼらに遅れを取っている感は否めない。スペイン紙「マルカ」は「本調子にならない補強」と題し、新天地で「まだ飛び立っていない選手」に注目。ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(レアル・ソシエダ→レアル・マドリード)、スペイン代表MFオスカル・ロドリゲス(レガネス→セビージャ)、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチ(ユベントス→バルセロナ)とともに久保を選んでいる。

「ビジャレアルは(フランシス・)コクラン、(ダニエル・)パレホ、クボ、(フアン・)フォイスを新たに獲得したが、何よりかかった費用は1000万ユーロ(約12億2000万円)となっている。コクランだけが費用がかかった選手で、パレホは無料、クボとフォイスはレンタルでの加入となっている。コクランはウナイ・エメリ監督にとってコンスタントに起用される選手として期待されているが、複数の怪我で安定したプレーにつながっていない。より奇妙なのはクボのケースで、マジョルカで欠かせないピースとなったあと、すべての試合で途中出場。さらにバレンシア戦では30分で退場処分になっている。奇しくもこれが状況の変わる試合となり、ビジャレアルは2枚目のカードの処分見直しを申請、試合に勝利し、若き日本人選手は3試合連続で先発出場した」

 現地スペインでも、まだ秘めるポテンシャルを発揮していないと期待をされている久保。11月2日のリーガ第8節バジャドリード戦以降も、掴んだチャンスを着実にモノにしてアピールしていきたいところだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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