負傷明けの清武が挑む熾烈なトップ下の争い 「パーフェクトを目指す」の言葉に込めた思い

昨年11月の骨折から復帰 香川、原口とポジションを争う

 昨年11月のロシア・ワールドカップ(W杯)2次予選シンガポール戦以来となる日本代表戦の出場を目指すMF清武弘嗣(ハノーバー)は、結果を出すことに並々ならぬ思いを抱いていた。同じポジションの香川真司(ドルトムント)と比較されることも多い清武だが、それほど強い意識はなく、自らの果たすべき仕事で「パーフェクトを目指す」と意気込んだ。

 カンボジア戦前日の練習で右足中足骨を骨折して戦線離脱。そこから長期欠場が続き、3月にようやく戦列に復帰した。まだそれほど日は経っていないが、所属クラブでは好調を維持。代表にも復帰して約4カ月ぶりにブルーのユニホームに袖を通す。

「11月からだいぶ時間が空いたので、また気持ちも新たにしっかりプレーして行こうかなと思います」

 清武が得意とするトップ下のポジションには背番号10の香川をはじめ、バヒド・ハリルホジッチ監督が中央での起用を示唆したMF原口元気(ヘルタ・ベルリン)などタレントが揃う。試合に出場することも決して簡単なことではないが、本人はポジション争いを前に平常心を保っている。

「争ってるつもりは別にないですけど、ホントに2試合大事な試合ですし、チームとしてどういう風にやっていくかっていうのも、(ハリルホジッチ)監督になって2年目のシーズンなんで、もっと高いレベルでプレーしないといけないと思います。言ったら、パーフェクトを目指していかないといけないんじゃないかなとは思います」

 

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