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決勝点アシストのポルト中島翔哉に現地紙注目 「ナカジマがいれば痛めつけるのが早い」
ジル・ヴィセンテ戦に先発、今年3月以来となるリーグ復帰戦で先制点をアシスト
ポルトガル1部ポルトは現地時間24日、リーグ第5節ジル・ヴィセンテ戦に1-0で勝利し、公式戦4試合ぶりの白星を飾った。この試合で日本代表MF中島翔哉が、今季リーグ戦初先発。前半41分に先制点をアシストする働きを見せたなか、現地メディアは今年3月7日のリオ・アヴェ戦(1-1)以来となるリーグ戦出場となった中島のパフォーマンスに注目している。
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中島は昨夏、カタール1部アル・ドゥハイルからポルトに移籍。背番号「10」を託され、大きな期待とともに名門の一員となったものの、主力定着には至らなかった。また、新型コロナウイルスの影響によるリーグ中断明けには戦列に戻らず、チームの全体練習にも参加することのないままシーズンを終えている。
現地メディアによると、家族への新型コロナウイルスの感染リスクを避けるためなどの理由で5月から約3か月間、チーム練習に参加していなかったとされていたが、今シーズン開幕に向けてチームトレーニングへ合流。21日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティ戦(1-3)で途中出場し、実戦復帰を果たしていた。
24日のジル・ヴィセンテ戦では、3-4-1-2のトップ下としてスタメン出場。すると前半41分、味方からのを受けて敵陣ペナルティーボックス左へと侵入すると、鋭いクロスからエバニウソンの先制弾をアシストした。後半にも果敢にシュートを放つなど、攻撃面で存在感を示した中島。ゴールこそ奪えなかったものの、チームの公式戦4試合ぶりの勝利に貢献した。
中島が見せたリーグ復帰戦のパフォーマンスについては、現地メディアも注目。ポルトガル紙「Diario de Noticias」は、「中島の勝利と喜び。FCポルトの落ち着かない夜に朗報」と見出しを打ち、復帰戦でさっそく結果を残したことをポジティブに捉えながら報道。記事では「日本人が返り咲き、何カ月もの内部抗争を経て大きな変化を見せた。ナカジマがいればチームは相手を痛めつけるのが早い。プレーは素晴らしかったとは言えないが、より一体感があり、サポートしているように見え、明るく見えた」などと評価され、今後への期待感を含めつつ報じられている。
ポルトの次戦は、28日のCLオリンピアコス戦(ホーム)。この日のパフォーマンスを受けて、中島にも再びチャンスが巡ってくるかもしれない。