「大きな自信」 森保監督、采配ズバリ…終盤投入の植田が決勝弾「強くなりたい」
コートジボワールに1-0勝利、後半ATに途中出場のDF植田が殊勲の一撃
森保一監督率いる日本代表(FIFAランク28位)は13日、オランダ・ユトレヒトでコートジボワール(同60位)と国際親善試合を行い、1-0で勝利を収めた。終盤の采配がピタリと当たり、途中出場のDF植田直通(セルクル・ブルージュ)が後半アディショナルタイムにヘディングシュートで劇的弾を挙げて勝利に導いた。
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アフリカ勢との2連戦。0-0のスコアレスドローに終わった9日のカメルーン戦から先発を7人入れ替え、MF久保建英(ビジャレアル)を先発に起用した。前半は4-2-3-1の布陣で久保は2列目左、トップ下にMF鎌田大地(フランクフルト)、右サイドにMF伊東純也(ヘンク)が入った。
前半2分、伊東から鎌田、1トップのFW鈴木武蔵とつなぎ、鈴木の折り返しを中央に走り込んだ久保が左足で日本のファーストシュートを放つも枠をとらえられず。同13分には看板に激突するアクシデントに襲われ、ヒヤリとするシーンもあった。それでも、久保はさらに魅せる。同33分、左サイドバックのMF中山雄太(ズウォレ)とワンツーで突破を図ると、ゴール前の鈴木へ絶妙クロスを送ったが、ゴールにはつながらなかった。
後半16分に久保はMF南野拓実(リバプール)と交代。日本代表初ゴールはお預けとなった。日本は最後まで得点を狙うなか、後半44分にDF植田を投入。システムを3バックに変更した後半アディショナルタイム、MF柴崎岳(レガネス)のFKから植田が頭で決め切った。植田の代表初ゴールで劇的な勝利を掴んだ。
森保監督は「みんなチームのために、いつ出てもプレーできると団結して準備してくれたことが決勝点につながった」と選手を称えた。守備陣は2試合連続で無失点に抑えたなか、アフリカ勢2連戦で最後に白星を掴み取った。
「相手にとってもアウェーですけど我々にとってもアウェーのなか、相手のコンディションも良くてそういうなかで無失点に抑えることができて、今回勝利をもぎ取ることができたのは大きな自信になる。アウェーの環境で勝てるように強くなりたい」
今年初勝利を掴んだ森保ジャパンは、来年以降のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選に向けて大きな経験を積んだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)