メッシ&C・ロナウド、両エース躍動の“エル・クラシコ”に再脚光 「すべてにおいて最高」

当時幾度となくクラシコで対戦したメッシとC・ロナウド【写真:Getty Images】
当時幾度となくクラシコで対戦したメッシとC・ロナウド【写真:Getty Images】

2012-13シーズンにカンプ・ノウで開催されたレアル対バルセロナをリーガ公式が回顧

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、過去10年以上にわたって熾烈なライバル関係を築いてきた。特にロナウドのレアル・マドリード在籍時は“エル・クラシコ”でもしのぎを削ってきたが、そのなかで生まれた名勝負をリーガ・エスパニョーラ公式ツイッターが回顧。両エースの2ゴールが反響を集めている。

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 2020-21シーズンのリーグ戦はすでにスタートしているが、現在はインターナショナルブレイクに入り、代表戦士たちはクラブシーンでの戦いから離れている。そんななか、リーガ公式ツイッター英語版が公開したのは、2012-13シーズンの1回目のクラシコだ。

 12年10月7日にカンプ・ノウで開催されたクラシコで最初のゴールを決めたのはロナウド。前半22分、元フランス代表FWカリム・ベンゼマのポストプレーから抜け出すと、左足の鋭いシュートでニアサイドを射抜いてネットを揺らした。一方のメッシも同31分、クロスのこぼれ球にゴール前で詰め、同点に追いつく一撃を決めている。

 1-1の同点で迎えた後半、先手を取ったのはホームのバルセロナだった。同15分、ゴール正面約25mの距離のFKで、キッカーを務めたのはメッシ。左足のキックから放たれたシュートは、鮮やかな弾道で元スペイン代表GKイケル・カシージャスの守るゴールを破っている。

 敵地で逆転されたレアルだが、見せ場はまだ残っていた。後半21分、中盤でボールを奪うと、バイタルエリアでボールをつなぐ。元ドイツ代表MFメスト・エジルにボールが渡って前を向くと、最後はロナウドへの完璧なスルーパス。これをエースが冷静に沈めて、2-2の同点としている。

 試合はこのまま2-2で終了。決着はつかなかったが、両エースが見せた点の取り合いは見応え十分のものだった。この試合のハイライトを投稿したリーガ公式の返信欄では「これでこそクラシコ」「すべてにおいて最高のクラシコだった」「メッシの全盛期だ」「ロナウドとエジルの関係性が極上」と懐かしむ声が多く寄せられている。

 偉大なエースが真っ向勝負でぶつかり合い、数々の名シーンを生んだかつてのクラシコ。当時を懐かしむファンが多いのは当然のことかもしれない。

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