「何も確証はない」 ジダン監督、FWヨビッチの“去就”について言及「私は決断する」
“放出候補”とされるヨビッチが先発に名を連ねた
レアル・マドリードは現地時間9月30日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第4節バリャドリード戦に臨み、1-0の完封勝利で連勝を飾った。スペイン紙「マルカ」によると試合後、ジネディーヌ・ジダン監督が好セーブを連発したベルギー代表GKティボー・クルトワを称賛するとともに、先発起用したものの放出要員とうわさされるセルビア代表FWルカ・ヨビッチについて言及をしている。
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前節で今季初勝利を挙げたレアルはこの日、前半をスコアレスで折り返す。後半にはカウンターからピンチを迎える場面があったがクルトワのビッグセーブで失点を防ぐと、後半20分にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが取り返したボールをウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデ、元フランス代表FWカリム・ベンゼマがつなぎ、こぼれ球をヴィニシウスがねじ込んで値千金の決勝点をゲットした。
最少得点差で勝利したこともあり、試合後の会見でジダン監督は「簡単な夜ではなかった」としたものの「(クルトワは)先週も我々を救ったし、今日も彼はそうしてくれた。それがティボーの存在意義だ」、「ヴィニシウスのゴールとプレーぶりに満足している」と攻守の殊勲2人を称えた。
その一方で意味深な発言だったのはヨビッチだ。この日先発起用されたものの、何度か訪れたゴールチャンスを決め切ることができず。後半13分にはヴィニシウスと交代し、そのヴィニシウスが結果を出したということもあり、アピールに成功したとは言えないだろう。
ジダン監督は「(移籍市場期限の)10月5日まで、何も確証はない。とはいえ彼はこのチームの選手であり、私は決断する。それだけだ。何が起こるかについて何か言うつもりはないし、何事も起こる。彼はここにいて、今日プレーした」と話しているものの、残留を確定するコメントはしていない。昨オフに次世代ストライカーとしての期待を受けて加入したヨビッチだが、その将来は果たしてどうなるのだろうか。