川崎の大卒ルーキー・三笘が“エグい” 決定率42.1%…大学時代から劇的に変わった貪欲さ

FW三笘はJ1の舞台で力を証明している【写真:高橋学】
FW三笘はJ1の舞台で力を証明している【写真:高橋学】

シュート決定率「42.1%」は得点ランキング上位で圧倒的な数字

 大学生活最後のシーズンを戦っていた三笘に目下の課題を尋ねると、「ボールをもらう前の動きの質を上げること、ゴールに向かってスプリントする回数を増やすこと、そして守備」と丁寧に答えてくれた。人柄の良さが滲みあふれ、何がなんでも結果を出す――そんな貪欲さを感じさせるタイプではなかった。

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 だが、今は違う。

 三笘といえど、川崎では試合に出るのが当たり前じゃない。出場チャンスを増やすために、短い時間でも結果を出そうという熱が伝わってくる。

 特筆すべきはJリーグが公表するシュート決定率だ。16得点を挙げて得点ランキング1位のオルンガ(柏レイソル)が22%、11得点で続く2位のエヴェラウド(鹿島アントラーズ)が15.7%。それに対して三笘は42.1%と、上位陣のなかで圧倒的な数字を叩き出している(9月22日時点)。

 眩いばかりの快進撃を見せられたら、他チームとしてもただ手をこまねいているわけにはいかない。“三笘包囲網”は一段と厳しさを増すはずだ。それを得意のドリブルで打ち破っていくのか、はたまた封じ込まれてしまうのか。

 若きアタッカーの真価が問われる。

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