ドルトムント香川が2016年初ゴール 観客が亡くなる悲しみのなかの一撃で13戦無敗に導く

難敵マインツに2-0勝利 香川は公式戦4試合ぶりの先発で復活の1得点

 ドルトムントは13日、ホームでマインツと対戦。先発フル出場の日本代表MF香川真司に待望の2016年初ゴールが生まれるなど、2-0で快勝を収めた。

 2016年に入って以降、公式戦無敗をキープするドルトムントはトップ下に公式戦4試合ぶりの先発となるMF香川が入り、左右にMFロイスとMFムヒタリアン、最前線にFWオーバメヤンを起用。MFサヒンとMFカストロがボランチコンビを組み、2試合前のゲームで、ホーム無敗だった首位バイエルンに勝利した好調マインツとのゲームに臨んだ。

 ドルトムントは序盤から、運動量を武器に前からの積極的なプレスを仕掛けてくるマインツの前に手を焼いた。それでも均衡を破ったのはホームチームだった。前半30分、ドリブルで中央を突破したカストロのスルーパスに抜け出したMFロイスが右足の強烈なシュートをゴール左に突き刺し先制。10日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)トットナム戦(3-0)で2得点と活躍したロイスが、この日もチームに貴重な先制点をもたらした。

 しかし試合中に、ドルトムントに思わぬアクシデントが発生する。ゴール裏にいた80歳のサポーターが心臓発作を起こし、病院に運ばれたが亡くなったという。ドイツ地元紙「ビルト」によると、心臓発作を起こして病院へ搬送されたのは2人で、1人は一命を取り留めたが、1人が帰らぬ人となったという。スタジアムのサポーターは、後半はチャントなどを歌わず、スタジアムは異様な静けさに包まれていた。

 

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