ムバッペ、今季限りでPSG退団を希望か プレミアクラブとレアルが争奪戦も
移籍に約540億円超が必要、リバプール加入ならマネが「一番退団の可能性が高い」
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペがクラブに対し、今季限りでの退団を望む意向を伝えたという。英紙「ザ・サン」が報じている。
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2017年にモナコから強豪PSGへ移籍を果たしたムバッペは、ブラジル代表FWネイマールらスター選手とともに中心選手となり、2018年には21歳にしてワールドカップ制覇を経験。昨季リーグ戦では新型コロナウイルスにより第28節で打ち切りとなったものの、4回目のリーグ・アン優勝を達成した。
すでに1500万ポンド(約20億4400万円)にも上るムバッペの年俸。PSGとの契約はあと2年残っているなか、移籍には総額4億ポンド(約545億円)が必要と見られている。
ムバッペ争奪レースには、マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッド、昨季にプレミアリーグを制したリバプール、ラ・リーガ王者のレアル・マドリードの4クラブが参戦している模様だ。
「ザ・サン」は、リバプールがムバッペを狙うのであれば、「エジプト代表FWモハメド・サラー、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、セネガル代表FWサディオ・マネという主力選手の1人を売却が求められるだろう」と見解を示している。現行契約が2023年まで残るマネが、クラブからの2年延長のオファーにまだ合意していないことから、「移籍を求められた場合、一番退団の可能性が高い」としている。
ここ最近のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)退団騒動で、週休60万ポンド(約8200万円)という高額サラリーを準備しようとしていたとされるシティに関しては、「その底なしの金銭的資源をもって、世界サッカーにおけるシティの地位をさらに高めるためにもムバッペ獲得を目指すだろう」と触れている。
同じくユナイテッドについても、「どれほど高額になろうとも、ムバッペの存在はクラブの世界的な勢いを増大させるのみ」と綴り、「PSG移籍が決まる前にムバッペとの契約を確実視していたレアルは、今回こそは有力候補の一つであると確信しているだろう」と記している。
去就が注目されていたメッシは、最終的にバルセロナにもう1シーズン残留することが決まった。もしムバッペの退団をPSGが認めれば、来夏の移籍マーケットでメッシと並んで大きく注目されることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)