1歳年下のソシエダMFロベルト・ナバーロが試合後に久保との2ショットを投稿

　スペイン1部ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間2日、プレシーズン4戦目となるレアル・ソシエダ戦にトップ下として先発出場し、2-0の勝利に貢献した。前線からの積極的な守備で2ゴールに関与した試合後、バルセロナ下部組織時代の元同僚と再会2ショットが拡散され、海外記者も「フットボールの未来だ」と注目している。

　久保は2試合ぶりにスタメン出場となり、4-2-3-1のトップ下でプレー。前半2分、久保と連動するように高い位置からプレッシャーをかけたナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼがボールをカットし、ドリブルから中央にグラウンダーのパスを送ると、新加入MFフランシス・コクランが右足を振り抜き、ゴール左隅に鮮やかな先制ゴールを叩き込んだ。

　さらに同29分、相手ペナルティーエリア手前でのチュクウェゼのドリブルは相手DFに阻まれるも、素早く後方から詰めた久保がボールをカット。こぼれ球に飛び出したMFモイ・ゴメスが倒されてPKを獲得すると、これをスペイン代表FWパコ・アルカセルが決めて2-0とリードを広げた。久保は得点にこそ絡めなかったが、後半37分までプレーした。

　この試合では、バルセロナの下部組織「ラ・マシア」で同僚だった18歳のスペイン人MFロベルト・ナバーロが対戦相手のソシエダにいた。久保の1歳年下にあたるナバーロは試合後、自身の公式インスタグラムで「また会えて嬉しいよ、タケ」と2ショットを公開。久保も黒ハートの絵文字3個で反応した。

　スペイン紙「スポルト」のアルベルト・ロッジ記者は、自身のツイッターで「ロベルト・ナバーロとタケ・クボ。ラ・マシアから輩出された最高の選手の2人。彼らはフットボールの未来だ」と注目している。

　昨季ソシエダと契約したナバーロはBチームでのプレーでトップチーム出場はなかったが、来たる2020-21シーズンにはリーガ・エスパニョーラの舞台で久保と再び相まみえることになるかもしれない。