金!金!金! 欧州席巻の爆買い主役、上海申花会長が告白 「最終的には金。欧州基準の3倍払う」

「同じ契約を提示していたら欧州中心のサイクルを崩せない」

 今年1月の移籍市場では、中国チームの“爆買い”の波はヨーロッパを直撃した。昨季のアジア王者広州恒大はコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスを獲得し、江蘇蘇寧はチェルシーからブラジル代表MFラミレスを獲得するなど、実力者が次々に高額の移籍金と年俸と共に中国に渡った。日本代表DF長友佑都が所属するインテルからコロンビア代表MFフレディ・グアリンを約16億円の移籍金で獲得した上海申花のゾウ・ジュン会長は欧州のトップリーグでプレーする名手勧誘の要因について「最終的には金」と清々しいまでに言い切っている。ドイツの移籍情報サイト「transfermarkt.de」がインタビューを掲載したもの。

「ヨーロッパでプレーする選手たちを説得するのは容易なことではない。だが、そこは金の問題だ。最終的には、金が決定要因になり得る。我々にはヨーロッパの基準の3倍の給料を払う能力がある」

 “爆買い”という言葉そのままに、札束攻勢こそが中国にトッププレーヤーを連れてくる決定要因だと認めている。清々しいまでの理屈だが、ヨーロッパの3倍の給料と明言もしている。前述のトッププレーヤーたちがヨーロッパで受け取っていた年俸が安いものかと言われればそんなことはないが、中国基準は相場の3倍。現役生活が決して長くないサッカー選手という職業の特性を考えれば、相場無視のチャイナマネーに飛びついても仕方がないレベルのメガディールとなっている。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング