CLがついに再開! 異例の“短期決戦”、特殊レギュレーションを予習…例年との違いは?
7日から23日までの集中開催 準々決勝以降は一発勝負の戦いに
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は現地時間7日、ラウンド16第2戦の2試合から再開する。8月23日の決勝まで一気に消化する異例の“短期決戦”を前に、特殊なレギュレーションを確認しつつ、“今季限り”の条件下での戦いを簡単に展望したい。
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今季のCLはラウンド16の途中まで予定どおりに進行していたが、マンチェスター・シティ対レアル・マドリード、ユベントス対リヨン、バイエルン・ミュンヘン対チェルシー、バルセロナ対ナポリの4カードの第2戦が開催される前に新型コロナウイルスの影響による中断が決定。ベスト8進出を決めていたアタランタ、パリ・サンジェルマン(PSG)、RBライプツィヒ、アトレティコ・マドリードの4チームと、上記の8チームが欧州制覇の望みを残したまま、約5カ月もの中断期間に入っていた。
前例のないイレギュラーなシーズンとなったなか、CL再開に際して特殊なレギュレーションが採用されている。冒頭で述べたように短期決戦であること、そして準々決勝以降はポルトガル・リスボンでの集中開催となり、従来のホーム&アウェーではなく一発勝負となることが大きな変化だ。
本来であればCLは他の公式戦と並行して開催され、国内リーグ戦との兼ね合いなども影響してきたが、今回は各国のリーグ戦が終了してからの集中開催。PSG、リヨンが所属するフランスに関してはリーグ戦自体が打ち切りという結果を迎えており、こうした違いがどのように作用するかは見どころと言えるだろう。
また、過去のCL準々決勝や準決勝ではホーム&アウェー方式に伴うアウェーゴールルールが、様々なドラマを生み出してきた。しかし、今回は完全な一発勝負となるため、そうした要素はなし。独特の“計算”に介在の余地はなく、まさに真っ向勝負と言うべき戦いが繰り広げられそうだ。
昨季王者のリバプールはラウンド16ですでに敗退。そのリバプールを破ったアトレティコはもちろん、レアルやバルセロナ、ユベントスのような欧州屈指の名門、さらに躍進を続けるアタランタのようなダークホースも勝ち残っており、異例のレギュレーションも鑑みれば何が起きても不思議はない。すべてのカードに注目すべき1カ月となりそうだ。
今後の日程は以下のとおり。全試合、スポーツチャンネル「DAZN」でライブ配信予定となっている(キックオフは日本時間)。
■ラウンド16第2戦
【1】7日(金)28:00 マンチェスター・シティ対レアル・マドリード(第1戦/2-1)
【2】7日(金)28:00 ユベントス対リヨン(第1戦/0-1)
【3】8日(土)28:00 バイエルン・ミュンヘン対チェルシー(第1戦/3-0)
【4】8日(土)28:00 バルセロナ対ナポリ(第1戦/1-1)
■準々決勝
【5】12日(水)28:00 アタランタ対パリ・サンジェルマン
【6】13日(木)28:00 ライプツィヒ対アトレティコ・マドリード
【7】14日(金)28:00 【4】の勝者対【3】の勝者
【8】15日(土)28:00 【1】の勝者対【2】の勝者
■準決勝
【9】18日(火)28:00 【6】の勝者対【5】の勝者
【10】19日(水)28:00 【8】の勝者対【7】の勝者
■決勝
【11】23日(日)28:00 【9】の勝者対【10】の勝者
(FOOTBALL ZONE編集部)