バルサ指揮官に慢心なし 34戦無敗のスペイン記録に並ぶも「意味はない」

セビージャに苦戦も逆転勝利 2位アトレチコに8差

 首位バルセロナが28日の本拠地セビージャ戦で、2-1と逆転勝利を収めた。公式戦の無敗記録を34に伸ばし、1988-89シーズンに宿敵レアル・マドリードが樹立した公式戦無敗記録に並んだが、ルイス・エンリケ監督は大記録にも「意味はない」と一蹴している。スペイン地元紙「AS」が報じている。

 王者は苦戦を強いられた。前半20分、セビージャのDFビロトにカウンターから右足のボレー弾で先制を許したバルサだが、エースが輝きを放つ。前半31分、約20メートルの距離からアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが左足を一閃。直接FKをゴール右隅に決めて同点に追いついた。

 エースの今季16ゴールで勢いに乗ったバルサは後半3分、スペイン代表DFジェラール・ピケが決勝点を押し込み、2-1と逆転勝利を収めた。レオ・ベーンハッカー政権時のレアルが88-89シーズンに成し遂げた公式戦34試合無敗という記録に並んだが、指揮官はこの記録に興味を示していない。

「記録? ゼロだ。それが私にとっての意味だ。トロフィーを獲得できればOK。そうでなければ、さほど気にもならない」

 エンリケ監督は試合後にこう語った。リーグ戦残り12試合で、2位アトレチコ・マドリードに勝ち点8差をつけ、3位の宿敵レアルとの勝ち点差は12に広げた。

 

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