10番初ゴールの大儀見が敗戦に危機感 「イメージを共有しないと勝てない」

1ゴールと最低限の結果は残したが…

 重みのある背番号を背負ったエースの表情は浮かなかった。なでしこジャパンのFW大儀見優季は、29日に行われたリオ五輪アジア最終予選の初戦オーストラリア戦の前半アディショナルタイムに、反撃の狼煙を挙げる追撃弾を決めた。しかし、なでしこジャパンは後半にも失点し、最終的に1-3で完敗。まさかの黒星スタートを受け、なでしこのエースは、「もう2点、3点取れるような選手にならないといけない」と自らを奮い立たせていた。

 スタメン11人のうち10人が、昨年の女子ワールドカップ・カナダ大会のメンバーという、経験豊富な選手で固めたなでしこジャパンだったが、前半25分、41分と続け様に失点を喫し、オーストラリアにペースを握られてしまう。前半アディショナルタイムに、DF有吉佐織の右サイド奥深くまで切り込んで戻したボールをMF阪口夢穂がシュート、これを大儀見が左足でコースを変えてゴールに押し込んだ。FWとしての仕事を確実にこなしたが、流れを日本に引き寄せることはできなかった。

「結果的に負けてしまって、もう2点、3点取れるような選手になっていかなくてはいけないと思った。チームとしても、もっとどうやって点を取るのかのイメージを共有しないと、こういうチームには勝てないと思った」

 

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