“堅守”C大阪が3試合ぶり白星 清武の今季リーグ戦初ゴールで湘南破り2位浮上

清武(右)が決勝点を挙げた【写真:小林 靖】
清武(右)が決勝点を挙げた【写真:小林 靖】

後半にワンチャンスを生かしてPK獲得、1-0で湘南を撃破

 セレッソ大阪は1日、J1リーグ第8節の湘南ベルマーレ戦に臨み、1-0で3試合ぶりの勝利を収めた。相手の守備をなかなか崩せない苦しい展開になったものの、後半27分にキャプテンの元日本代表MF清武弘嗣が、PKで今季リーグ戦初ゴールをマーク。虎の子の1点を守り切り、勝ち点3を手にしている。

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 前節でサガン鳥栖に1-1で引き分け、2試合連続ドローとなっていたC大阪。今季ここまで4勝2分1敗と勝ち点を積み重ねている一方、総得点が7試合8ゴールと攻撃面に課題を残す序盤戦となっていた。

 アウェーに乗り込んだこの日も、前半は今季を象徴するような展開となった。C大阪が後方から丁寧につなぎ試合の主導権を握るも、湘南の守備を崩せず、逆にミスからカウンターを浴びてしまう。前半23分には自陣左サイドでのつなぎのミスからボールを奪われ、最後は湘南DF岡本拓也に決定的なシュートを打たれたが、辛くも失点は免れた。

 後半もボールを保持しながら攻めあぐねていたが、給水タイム後の同25分にワンチャンスを生かす。相手ペナルティーエリア内でのFW奥埜博亮の巧みなポストプレーから、MF坂元達裕が鋭く反応したところを、湘南DF馬渡和彰に引っかけられてPKを獲得。これを清武が冷静にゴール左に沈めて、待望の先制点を手にした。

 1点をリードしたことで、その後は相手の攻撃を受けながら手堅く時計の針を進めていく。最後は今季リーグ最少タイ5失点の守備力を最大限に生かして1-0で逃げ切り、3試合ぶりの勝利。これで勝ち点を「17」に伸ばし、首位川崎フロンターレと勝ち点5差の2位に浮上した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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