不穏な空気漂うバルセロナが今夏大刷新? 大量12選手の売却検討とスペイン紙報道
1チーム分を超える12人もの選手が放出候補リストとして上がる
来季に向けてチームの大刷新が予想されるバルセロナでは、今夏の移籍市場で1チーム分を超える12人もの選手が放出候補として売却が検討されていると、スペイン紙「マルカ」が報じた。
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今夏の移籍市場でインテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの獲得を目指すバルセロナ。ただし、新型コロナウイルス感染拡大による収入減により、夏の移籍市場での立ち回りは非常に難しいものになっている。
選手の売却による資金捻出がマストになっているなかで、バルセロナのプランでは12人もの選手が放出候補になっているという。
GKネトを筆頭にDFネルソン・セメド、DFサミュエル・ウムティティ、DFジュニオール・フィリポ、MFイバン・ラキティッチ、MFアルトゥーロ・ビダル、FWウスマン・デンベレ、FWマルティン・ブライトバイテ。さらに今季レンタル組のMFカルレス・アレニャ(ベティス)、MFラフィーニャ(セルタ)、DFジャン=クレール・トディボ(シャルケ)、そしてMFフィリペ・コウチーニョ(バイエルン)まで、丸々1チーム分作れてしまうだけの選手が売却リストに載っているようだ。
「マルカ」紙は、今夏のバルセロナの“理想プラン”についてこのように報じている。
「理想的な世界では、バルセロナはこれらすべての選手をキャッシュに替え、クラブの経済的問題を解決しようとしている。それはブラウグラナ(バルセロナの愛称)の財政状況を改善するだけでなく、将来的な経済の安定を保証したうえでの選手獲得を可能にしてくれる。例えば、ラウタロの移籍でもインテルが要求する高額オファーに応えることができる」
ただし、当然ながらコロナ禍で財政が厳しいのはバルセロナだけではないため、この12人の候補者全員の売却を実現するのは不可能に近いだろう。現実的には、ユベントスとの間で成立したMFアルトゥールとMFミラレム・ピャニッチのようなトレード移籍を上手く活用する可能性が高い。