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天才メッシはバルサでも“散歩” 1試合平均8kmという走行距離と圧倒的な存在感
突出して短い走行距離
アルゼンチン代表リオネル・メッシは、2014年のブラジル・ワールドカップで走行距離が余りにも少なく、「散歩をしている」と揶揄された。そして、「MSN」を擁し、大進撃を続けているFCバルセロナでも、あまり走っていないことが明らかになった。
スペイン地元紙「スポルト」では、2月23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント第1戦ファーストレグのアーセナル戦で記録した各選手の走行距離を掲載。メッシは、この試合でフル出場を果たし、PKを含む2得点を挙げてチームを2-0の勝利に導いた。
計測結果では、スペイン代表セルヒオ・ブ スケッツ(11.077km)、クロアチア代表イバン・ラキティッチ(11.144km)、アンドレス・イニエスタ(11.490km)といったバルセロナの中盤の核となる選手が高い数値を記録した。「MSN」でコンビを組むウルグアイ代表ルイス・スアレス(10.216km)、ブラジル代表ネイマール(10.258km)は平均程度の走行距離だったが、メッシ(8.402km)は彼らよりも2km弱少ない結果となった。
このCLのアーセナル戦では70分まではピッチを「散歩」していたのだ。だが、71分にネイマールと、スアレスのつくったカウンターのチャンスにメッシはゴール前に走ると、エリア内でボールをコントロール。アーセナルの守護神ペトル・チェフのバランスを崩し、空いているコースにボールを流し込んでネットを揺らした。
さらにメッシ はゴール前で元ドイツ代表ペア・メルテザッカーのクリアミスに反応して飛び込んだところを、スペイン代表DFナチョ・モンレアルと交錯してPKを獲得。83分にこの自身の得たPKを確実に決め、貴重なアウェーゴールを2点奪うというアドバンテージを奪った。CL8強進出に弾みをつけている。