40mを4秒41で走る快足SBに抱くファンの夢を、ボルトが一笑に付す

　アーセナルDFエクトル・ベジェリンは、40メートル走のタイムでは男子100メートル、200メートル走の世界記録保持者ウサイン・ボルトをも超える記録を持つと伝えられ、その快足ぶりはファンの間でよく知られている。そのスペイン人DFならば100メートル走でボルトを超えられるかもしれないと語られるほどだが、”人類最速の男”は当然こうした夢物語を一笑に付した。欧州最大の放送局「ユーロスポーツ」が報じている。

　ベジェリンは20歳ながら、俊足を武器にアーセナルで右サイドバックの定位置を掴んでいる。40メートル走のタイムは4秒41という記録的なスピードを誇り、同距離であればボルトよりも速いと話題になった。

　同局のインタビューで、ベジェリンが自身よりも速いのではという話題を振られたボルトだが、これを一笑に付した。

「笑わせないでくれよ。フットボーラーは最初の10〜20メートルではとても速い。彼らはそのためのトレーニングをしているからね。私は100メートル、200メートルで速く走るためのトレーニングをしているんだよ。フットボーラーで100メートル10秒の壁を破った選手なんて聞いたことがない」

　ボルトは競技として求められるスピードの質の違いを語り、100メートル走でフットボーラーに負けるはずがないと、”人類最速の男”のプライドを語った。