マンU指揮官が止まらぬケガ人に嘆き節 「これは、もうマーフィーの法則だ」

マーフィーならぬファン・ハールの法則

 攻守の要すら失ったファン・ハール監督は、試合後の記者会見で敗因を「セカンドボールが奪えず、ポゼッションができなかったこと」としつつ、こう述べている。

「これはもう『マーフィーの法則』だ。我々は試合前に負傷者リストに(デ・ヘアという)新たな名前を加え、13人目の離脱者となった。私は毎週違うスタメンを作らなければいけない。結果的に自信を持てずにいる。難しいシチュエーションの真っただ中だ」

 1990年代に日本でも大流行した『 マーフィーの法則』は“うまくいかない時は、さらにうまくいかなくなるものである”など、日常生活にありがちなジンクスをまとめたもので、世界各国で書籍化されている。不運続きのチームに対してオランダ人指揮官は、このベストセラーを例に出して恨み節をこぼしたくなったのだろう。

 とはいえ、恨み節を言えば許されるわけではないのが世界有数のメガクラブの厳しさだ。解任論が沸騰不可避な状況だが、ファン・ハール監督は1週間後のホームでの第二戦で、逆襲の一手を繰り出せるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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