バイエルン、前人未到のブンデス8連覇! エースが決勝弾、退場者出すも怒涛の11連勝で優勝決定

優勝を決めるゴールを決めたレバンドフスキ【写真:AP】
優勝を決めるゴールを決めたレバンドフスキ【写真:AP】

レバンドフスキが今季31点目の決勝弾、後半戦14勝1分の強さで通算30回目のリーグ優勝

 ブンデスリーガ優勝に王手をかけていたバイエルン・ミュンヘンは現地時間16日、ブンデスリーガ第32節で日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンと敵地で対戦した。前半43分にエースのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが今季リーグ戦31得点目となる先制ゴールを決め、そのまま1-0で勝利。2試合を残して、前人未到のブンデスリーガ8連覇を決めた。

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 13日に行われた前節でボルシアMGに2-1と勝利し、優勝に王手をかけたバイエルンは、中2日でアウェーに乗り込みブレーメン戦に臨んだ。大迫が4試合連続スタメンを飾ったブレーメンは、17位と降格圏に低迷するもののリーグ再開後は3勝1分3敗。前節ではパーダーボルンを相手に5-1と大勝しており、バイエルンにとっても気の抜けない一戦となった。

 序盤から両者が攻め込むなか、スコアが動いたのは前半43分だった。バイエルンが敵陣に押し込むなか、ブレーメンに一度クリアされるものの、セカンドボールをDFジェローム・ボアテングが拾いルックアップ。相手最終ライン裏へ抜け出すレバンドフスキへ浮き球パスを送ると、今季30得点をマークしているエースは空中で胸トラップすると、淀みのない動きでそのままシュートを流し込み、バイエルンが待望の先制点を奪った。

 1-0で折り返した後半は、バイエルンがボールを保持しながら敵陣でゲームを進めていく。だが、なかなか追加点を奪えないなか後半34分に試練が訪れる。DFアルフォンソ・デイヴィスがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分。残り時間を10人で戦うことになった。

 数的不利になったことでその後は押し込まれ、後半45分には大迫に決定的なヘディングシュートを放たれたが、バイエルンGKマヌエル・ノイアーがスーパーセーブ。このまま逃げ切ったバイエルンは、怒涛の11連勝を達成し、2試合を残して前人未到のリーグ8連覇を達成した。

 今季序盤戦は波に乗れず、昨年11月にニコ・コバチ前監督を事実上の解任。一時は優勝を危ぶまれる時期もあったが、チームを引き継いだハンス=ディーター・フリック監督が立て直し、特に後半戦に入ってからは14勝1分と圧倒的な強さを示し、“絶対王者”が通算30回目のブンデスリーガ制覇を果たした。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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