中島翔哉はマジシャン? ポルト、日本人10番の高速フェイントを“絵文字”でリバイバル

ポルトに所属する日本代表MF中島翔哉【写真:Getty Images】
ポルトに所属する日本代表MF中島翔哉【写真:Getty Images】

2019年9月のリーグ杯サンタクララ戦で見せたエラシコ&バックヒールをクラブが再投稿

 日本代表MF中島翔哉は2019年7月にポルトガルの強豪ポルトへ移籍し、新型コロナウイルスによる中断までにリーグ戦16試合1アシストを記録している。クラブ公式インスタグラムは、同年9月に中島が繰り出した美技に再注目し、マジシャンに例えている。

 東京ヴェルディユース出身の中島は、東京Vのトップチームに昇格後、カターレ富山、FC東京でプレー。レギュラーをつかんだ2017年夏にポルトガル1部ポルティモネンセへ海外移籍を果たした。

 2018-19シーズン途中にカタール1部アル・ドゥハイルへ移籍。半年後に名門ポルトと5年の長期契約を結んだ。強豪ゆえに競争も激しく、リーグ戦ではスタメン出場5回にとどまっているが、随所に持ち味を発揮してきた。その一つが、昨年9月25日に行われた国内リーグカップ初戦のサンタクララ戦だった。

 絶妙なクロスから移籍後初アシストで決勝点を演出し、1-0の勝利に貢献した背番号10だったが、話題を呼んだのは後半に見せた切れ味鋭いエラシコとバックヒールパスだった。自陣で縦パスを受けようとした中島に対し、サンタクララのブラジル人DFルーカス・マルケスがタックルを仕掛けたが、中島は一足先にボールに触り、右足裏でボールを手前にコントロールしながら鋭く反転。続いて目の前に立ちはだかったDFラファエル・ラモスも鋭いエラシコで置き去りにした。

 また、その後のプレーでは敵陣左サイドのタッチライン際に追いつめられ、後方から相手2人に寄せられた中島だったが、右足のバックヒールで味方にパスを通し、局面を打開している。

 ポルト公式インスタグラムは11日、「この中島のフェイントを絵文字で表すと?」と綴り、マジックハットとサッカーボールの絵文字が添えた。目が星やびっくりした表情の顔文字、炎をマークなどが投稿された。

 新型コロナウイルスの影響でポルトガルはリーグが中断していたが、ポルトは4日に練習を再開。中島は日本代表でも10番を背負う主力だけに、シーズン再開後に定位置をつかみ取りたいところだ。

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