モウリーニョのマンU監督就任は「信じていない」 ファン・ハールが過熱する後任報道を拒絶

イングランドで過熱する後任監督人事の報道を牽制

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、すでに合意に達しているとも報じらているジョゼ・モウリーニョ氏の後任監督就任について、「ナンセンスだ」と拒否反応を示している。英地元紙「ガーディアン」が報じている。

 昨季チェルシーで二冠を達成しながら、今季のリーグ戦での低迷により解任されたモウリーニョ氏が、来季オールド・トラッフォードにやってくるという事実は半ば既成事実化している。イングランドの地元メディアは、ユナイテッドとポルトガル人指揮官の交渉が開始されたと報じているが、オランダ人指揮官は真っ向から否定している。

「私はジョゼ・モウリーニョ氏とマンチェスター・ユナイテッドとの関係が、すでに存在しているということを信じていない」

 ファン・ハール監督が率いるユナイテッドは、就任2年目で460億円もの補強費を投入しながら、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)はプレミア勢で唯一のグループステージ敗退。リーグ戦も第24節を終えた時点で、来季のCL出場圏内の4位アーセナルと勝ち点差5の5位にいるとはいえ、昨年12月には2分3敗と未勝利に終わるなど不安定な戦いに終始している。そうした現状を受けて、モウリーニョ氏の来季招聘に向けた会談が行われたとの報道は過熱。だが、オランダ人指揮官はそれらの話を現実のものと認めたくないようだ。

 そしてファン・ハール監督は、今のユナイテッドが、3年計画の途中段階にあることを強調している。

 

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