欧州リーグ事務次長、再開の見通し立たずの現状に言及 「いつかを答えるのは不可能」

欧州リーグの事務次長を務めるアルベルト・コロンボ氏【写真:Getty Images】
欧州リーグの事務次長を務めるアルベルト・コロンボ氏【写真:Getty Images】

コロンボ氏は無観客での試合開催を基本線としつつ、「選手の健康が第一」と主張

 新型コロナウイルスの影響で、欧州サッカーリーグはその多くが中断期間に入っている。欧州リーグの事務次長を務めるアルベルト・コロンボ氏は無観客試合での開催を基本線としつつも、「プレーがいつ戻ってくるのかを答えることは不可能」と再開の見通しがいまだ立っていない現状を明かした。英公共放送「BBC」が報じた。

 コロンボ氏は「夏までにコンペティションを再開できる条件を整えるのに集中することが最優先」とし、各国が欧州でのリーグ戦再開に向けた取り組んでいることを主張。しかし、すでにベルギーではリーグ戦の打ち切りが濃厚となるなど国によって対応もバラバラの状況で、試合再開へのハードルも非常に高い。

 コロンボ氏はリーグ戦の再開が実現したとしても、以前と同じような光景にはならないとの考えを示している。そして、それがいつになるかも分からないと厳しい現実についても言及している。

「トレーニングを再開するにしても、それぞれのプロトコルで進める必要がある。無観客で行われることは確かだろう。コンペティションの主催側は医療のプロトコル、トレーニングのプロトコル、マッチオペレーションのプロトコルを強化しなければならない。だが、それをしたとしても『プレーがいつ戻ってくるのか?』という質問に答えることは不可能だ。誰にも答えることはできない」

 またコロンボ氏は「選手の健康が第一。また、試合に関わるクラブのスタッフ、メディア、すべての人の健康が保証されなければいけない」とも強調している。サッカーのある日常が戻ってくるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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