“浪速の黒豹”降臨! 驚愕リフティングボレー弾に再脚光「Jリーグ史に残るスーパーゴール」

元カメルーン代表FWエムボマが当時の開幕戦で繰り出した衝撃ボレー弾を回顧【写真:Getty Images】
元カメルーン代表FWエムボマが当時の開幕戦で繰り出した衝撃ボレー弾を回顧【写真:Getty Images】

エムボマが1997年の開幕戦で繰り出した衝撃ボレー弾を回顧「何度見ても反則級」

 世界中で蔓延する新型コロナウイルスの影響により、Jリーグは中断しているシーズンの再開プランが白紙となっている。公式ツイッターやYouTubeチャンネルでは「もう一度見たいあの試合」と題して過去の名シーンを回顧。“浪速の黒豹”と呼ばれた世界的アタッカーの驚愕プレーに、再び感嘆の声が上がっている。

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 今回、「Jリーグ史に残るスーパーゴール」に選ばれたのは、1997年Jリーグ第1ステージ第1節のガンバ大阪対ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)で生まれた元カメルーン代表FWパトリック・エムボマの“リフティングボレー弾”だ。

 1997年にG大阪に加入したエムボマのデビュー戦となった4月12日の平塚戦、G大阪はFW松波正信の2ゴール、さらにはMF小島宏美のゴールで3点のリードを奪う。迎えた後半27分だった。

 右サイドの松波からパスを受けたエムボマは、ペナルティーエリア手前左からマーカー2人の間を強引にドリブル突破しようとするも、相手の足に当たってボールが浮き上がる。これを右足でリフティングして自分のほうに引き寄せると、さらに素早く体を反転させて左足で蹴り上げ、落ちてきたボールを利き足の左足で豪快にシュート。強烈な一撃がゴール右隅に突き刺さり、挨拶代わりの初ゴールを決めた。

 公式YouTubeチャンネルのコメント欄には、「半端ない…」「浪花の黒豹懐かしいわ」「当時は衝撃的だった」「いやあ、何度見てもエムボマ反則級」と往年のファンから改めて感嘆の声が上がった。

 “浪速の黒豹”の異名を取ったアタッカーは、1年目から28試合25ゴールで得点王を獲得。日本での活躍をきっかけに、その後セリエAやプレミアリーグへのステップアップを果たしたが、そのスタートは間違いなく平塚戦のリフティングボレー弾だった。

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