神戸DF酒井高徳、J選手初の新型コロナ陽性判定 リーグ再開にも影響か
25日夜中に体調不良を訴え、30日午後5時に陽性判定
ヴィッセル神戸は30日、元日本代表DF酒井高徳が新型コロナウイルス検査において陽性反応が確認されたと発表した。25日夜中に体調不良となり、26日の練習を欠席。28日にPCR検査を受けて、この日に陽性と診断された。
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酒井はアルビレックス新潟の下部組織出身で、2008年に2種登録選手として公式戦に出場。翌2009年にトップ昇格を果たし、18試合に出場して主力の座をつかんでいった。11年シーズン後にドイツ1部シュツットガルトへ移籍が決定。15年からはハンブルガーSVでプレーし、主将を務めるなど活躍を経て19年夏に神戸へ加入した。
現在は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、Jリーグは全公式戦が中断中。17日には日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が新型コロナウイルス陽性と診断されたことを発表された。Jリーグの再開時期も不透明となっているなか、今回は初めてJリーガーの感染が確認された。
酒井は、25日の夜中に体調不良の訴えを受け、38度の発熱があった。26日のトレーニングは欠席し、体温37.6度、頭痛、鼻閉感があり、兵庫県内の病院にて、急性上気道炎と診断された。27日朝は体温37.3度で、夜に再び発熱し、38度まで上昇。頭痛、咽頭痛があったという。28日には、35.8度まで下がったものの、頭痛軽度でにおいを感じず。医師の助言を受け、同日14時に症状を鑑みて兵庫県内の病院にてPCR検査受けた。そして、30日午後5時にPCR検査の陽性判定となった。
神戸は現在、酒井以外の選手やスタッフに症状は出ていないとし、保健所の指導のもと、濃厚接触者の特定やトレーニング施設のいぶきの森球技場の消毒等の対応を行う予定。今後のスケジュールや調査結果は、「Jリーグ及び兵庫県、所轄の保健所とも連携し、適切なタイミングで公表をいたします」と発表している。5月以降となったJリーグ再開だったが、初めてJリーガーから感染者が出たことで今後も大きな影響を与えるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)