長谷部がブンデス200試合出場を達成 日本人2人目の記録も「ファーストインパクトには敵わない」

アウクスブルク戦で大台到達 歴代1位は奥寺康彦氏の234試合

 フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は、30日のブンデスリーガ第19節アウクスブルク戦(0-0)でリーグ戦200試合出場を達成。奥寺康彦氏の234試合に続いて、日本人選手としては2人目の大台到達を果たした。それでも、冷静沈着な日本のキャプテンは「ファーストインパクトには敵わない」と偉大な先輩の記録を前に謙遜していた。ブンデスリーガ公式サイトが伝えている。

 フランクフルトはアウクスブルクとのアウェーゲームをスコアレスドローで終えた。長谷部は「今日の試合、後半、自分たちに決定的なチャンスがあったので。勝ち点2を落としたかなという感じはあります」と悔しさをにじませて振り返った。

 この試合も右サイドバックとして先発フル出場。本職のボランチではない起用が続くが、「準備期間はずっと中盤でやってきて、再開する1週間前からまた右サイドに戻ってという感じなので。右SBで監督の満足いくプレーヤーがいないのかな、という感じがします」と、指揮官の采配に一定の理解を示した。

 しかし、多くのポジションをこなすユーティリティ性は、長谷部が長くブンデスリーガで活躍できている要因の一つだ。2008年に浦和からヴォルフスブルクへ移籍し、ニュルンベルク、フランクフルトと渡り歩いてブンデスリーガでの戦いは7年目を迎えた。ヴォルフスブルク時代には交代枠を使いきっていた後の守護神退場という緊急事態に、GKを務めた経験もある。

 

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