ローマ、“3度目の正直”なるか ストライカー補強でアトレティコFWコスタに白羽の矢
ローマのペトラーキSDはジエゴ・コスタのような個性を持った選手の獲得を希望
セリエAのASローマは2020-21シーズンに向けて、実力派ストライカー獲得を目指しており、アトレティコ・マドリードのスペイン代表FWジエゴ・コスタに照準を絞っているようだ。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
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現在、ローマにはクロアチア代表FWニコラ・カリニッチが期限付きで加入しているが、満足のいく結果を残せていない。クラブは完全移籍での買い取りをしないことを決断しており、来季に向けたストライカーはボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコのみという状況だ。
FWが必要なローマは、これまでに2度、獲得に動いた経緯のあるジエゴ・コスタに、またも触手を伸ばしたようだ。ローマのジャンルカ・ペトラーキSD(スポーツ・ダイレクター)は、ジエゴ・コスタのような個性を持った選手の獲得を希望している。条件を満たすオファーが届けば、アトレティコが移籍を認めることを把握しており、夏の移籍マーケットが開くとともに獲得に乗り出すようだ。
ローマは2013年当時、コロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(現ガラタサライ)とコンビを組んで活躍を見せ始めたジエゴ・コスタに、最初のオファーを送っている。そして2度目のオファーは、2018-19シーズンにリーグ戦16試合2得点にとどまった不本意な1年の後、ローマはジエゴ・コスタ獲得に向けて再び動いた。しかし、彼らのオファーはアトレティコも、選手自身にも満足いくものではなく、ジエゴ・コスタのイタリア行きは実現していない。その結果、最終的にはカリニッチが期限付き移籍することとなっていた。
ピッチ内で全盛期ほどの活躍を見せられず、ピッチ外でも騒動を巻き起こし続けているジエゴ・コスタ。すでにピークを過ぎたと見る向きもあるが、31歳のストライカーを高く評価するイタリアの名門で復活を遂げることになるのだろうか。