宿敵韓国を沈めた手倉森采配 「2点取られてムカついていた」怒りが怒涛の3発を生む

”ジョーカー”浅野の投入が的中

 そして浅野のスピードに賭けた終盤の勝負の一手が当たる。後半22分に反撃の狼煙を上げるゴールを決めると、1分後にはMF矢島慎也(岡山)の一撃で同点に。さらに同36分、切り札の浅野が決勝弾を決めた。

「リベンジの大会、これまで勝ってなかった悔しさ、そう簡単に勝てない。でも、鍛え上げて安心して見られるようなチームにしたい」

 永遠のライバルから、日本サッカー史上に残るような逆転勝利を挙げた指揮官の目に涙はなかった。

「2点取られてムカついていた。優勝してすっきりした」

 笑顔しかなかった指揮官は、「日本が盛り上がっているという情報を受けながらパワーは感じていた。これからの日本サッカー、こんな状況から世界に届くところにのし上げていきたい。不可能はないということを皆さん、受け取って、日本をサッカーで明るい国にしていきたい。女子も頑張ってください」と語った。下馬評の低かったチームをアジアの頂点に導いた勝負師は、リオ五輪での躍進を誓っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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