新鋭FWトラオレ、“新しい名前”に「黒ヒョウ」希望 意外な得意料理が筋肉の秘密?

ウォルバーハンプトンFWアダマ・トラオレ【写真:Getty Images】
ウォルバーハンプトンFWアダマ・トラオレ【写真:Getty Images】

元バルサ出身のトラオレ、強靭な肉体はウェイトをせずに遺伝だと明かして話題に

 ウォルバーハンプトンの元U-21スペイン代表FWアダマ・トラオレはプレミアリーグでの活躍が光り、古巣バルセロナやマンチェスター・シティなどのビッグクラブからの関心が噂されるなど今季ブレイクした。強靭な肉体と圧倒的なスピードを武器とする男は、クラブ公式サイトの“一問一答”企画に登場し、様々な質問に答えている。

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 マリ出身の両親を持つバルセロナ生まれのトラオレは、8歳でバルサの下部組織に入団。2013年にトップチームデビューを果たすなど、将来を嘱望されたタレントの1人だ。15年にアストン・ビラへ移籍すると、16年にはミドルスブラ、18年にウォルバーハンプトンとイングランドのクラブを渡り歩いてきた。

 今季はリーグ戦28試合(先発22試合)に出場して4ゴールを記録。昨年11月にはスペイン代表に初招集された(負傷で最終的に辞退)。身長178センチと平均的なサイズながら、過去には米NFL(プロアメリカンフットボールリーグ)からオファーがあったほどの強靭な肉体がセールスポイントの一つだが、「ウェイトトレーニングはやらないよ。信じがたいだろうけど、遺伝なんだ」と今年1月に明かして話題を呼んでいた。

 そんなアスレティック系フットボーラーのトラオレが、ウォルバーハンプトンの公式サイトで一問一答を実施した。

 「フットボールで最高の瞬間」という最初の質問には、「バルセロナでのグラナダ戦。俺はネイマールに代わって入った。それが俺のプロとしてのファーストゲームだった」と自身のプロデビュー戦をチョイス。「サッカー以外で尊敬する選手」には、人種差別と戦いながら世界ヘビー級チャンピオンに輝いた、アフリカ系アメリカ人のボクサーのモハメド・アリの名前を挙げている。

 興味深いのは「得意料理」。自らキッチンに立つことがあるようで、「一番はパスタだ。好きだけど、まだ作れないのがアフリカ料理だ。ライスと特製ソースが鍵で難しいから、今は勉強中さ」と明かした。また、「新しい名前を選ぶとしたら?」という質問には、「ブラック・パンサー(黒ヒョウ)」と回答している。

 一方で、「プレミアリーグで自分のプレースタイルに近い選手」にはコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス)とイングランド代表FWラヒーム・スターリングを挙げるも、「でも、俺が彼らのようなわけじゃなくて、彼らが俺に似ているのさ」とプライドを覗かせていた。

 すでに4クラブを渡り歩いているが、まだ24歳。大きな成長曲線を描くトラオレの今後から目が離せない。

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