インテル長友、イタリア杯4強でコロンビア代表の韋駄天との対決に完敗 ユベントスに0-3大敗

本職左サイドバックでフル出場も大量失点

 インテルの日本代表DF長友佑都は、27日に行われたイタリア杯準決勝第1レグの敵地ユベントス戦で先発フル出場を果たした。インテルは前半にPKで先制を許すと、後半に2点を奪われて0-3で初戦を落とした。

 3-5-2システム同士のマッチアップが予想された対戦だったが、インテルは4-3-3システムでスタート。長友は左サイドバックで先発し、昨季大会覇者ユベントスのコロンビア代表MFフアン・クアドラードとマッチアップした。ユベントスは守護神ジャンルイジ・ブッフォンと若きエースFWパウロ・ディバラを温存。2トップはFWマリオ・マンジュキッチとFWアルバロ・モラタの組み合わせでスタートした。

 「イタリアダービー」と呼ばれる伝統の一戦は、序盤インテルペースで進んだ。だが、前半14分、疑惑の判定が生まれる。ユベントスがペナルティエリアすぐ外の左サイドでFKを得ると、クアドラードが中央に速いボールを入れた。相手に裏を取られたインテルMFガリー・メデルは、抜けようとするボールを右腕一本でストップ。まるでバレーボールの“レシーブ”をする格好となったが、目の前にいた主審が見逃しCKの判定となった。ユベントスは猛抗議したが、判定は変わらなかった。

 主導権を握っていたインテルだったが、徐々にユベントスの守備網にビルドアップのパスを奪われてカウンターを受ける場面が増えた。前半36分、フリーランで抜け出したクアドラードをインテルDFジェイソン・ムリージョが倒してPKが与えられる。これをモラタがゴール左に豪快に蹴り込み、前半36分にユベントスが先制。このまま1-0でハーフタイムを迎えた。

 

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