“平常心”を貫きリオ五輪出場を決めた遠藤航 元日本代表主将から授かった言葉とは?

リオ世代特有の雰囲気

 遠藤は宇佐美貴史、柴崎岳、武藤嘉紀と同学年だが、早生まれのためリオ五輪を目指すU-23代表に入ることができる。昨シーズンまで所属していた湘南ベルマーレの遠藤さちえ広報が「勉強もできる」と評するように、思考力も優れている。年齢、体の強さ、責任感、全ての面で遠藤はリオ世代のキャプテンに最適な人物だ。

 本人も強みを口にすることに、無駄な謙遜はしない。

「手倉森(誠)監督がやりたいサッカーを、自分が一番理解していると思っている。それをプレーで示す、背中で周りを引っ張る。そういうキャプテン像を目指しています」

 ただし、遠藤はまだ22歳にすぎない。キャプテンとして悩みもある。

「リオ世代の選手は練習中に静かじゃないですか。もう少し雰囲気を盛り上げた方がいいかな、と考える時もあります。だから、自分から積極的に声を掛けるようにしている。けれど、なかなかついてこない…、みたいな状況が続いています」

 とはいえ、その悩みに悲壮感はない。どこか楽観的なにおいすら漂っている。現代の若者は、これまで一般的に正解とされてきた選手とはちょっと違うかもしれないと考えているからだ。

「みんな真面目にやっていないわけではないんで。この世代特有の練習の雰囲気もあるはず。それを大事にして、無理に雰囲気をつくらなくてもいいかなと。ピッチ外ではすごくよく話すし、試合になれば『ああしよう、こうしよう』という話が自然に出てくる。例えば(大島)僚太はサッカーに対してすごく自分を持っている。人を見ながら、雰囲気を感じながら、キャプテンとしてどうすればいいかを考えていきたい」

 

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