久保建英、レアル復帰へ追い風か 神童FWスペイン国籍取得で現地指摘「クボが恩恵」
レアルFWヴィニシウスがスペイン国籍取得へ、スペイン紙が“久保有利”を強調
マジョルカの日本代表MF久保建英にレアル・マドリード復帰の追い風が吹いているようだ。レアルのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがスペイン国籍取得の手続きを進めると見られ、スペイン紙「AS」は「クボが恩恵を受ける可能性がある」と伝えている。
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「ヴィニシウスが国籍を求める」と報じたのはスペイン紙「AS」だ。“神童”として高い評価を受ける19歳アタッカーは、19年9月にブラジル代表デビュー。昨季に続き、今季もレアルの一員としてプレーしている。1日の第26節バルセロナ戦(2-0)では貴重な先制ゴールを決める活躍を見せ、今季ここまでリーグ戦18試合に出場して2ゴールの結果を残している。
ヴィニシウスは今年7月に20歳となるなか、記事では「ブラジル人は夏に手続きを開始し、2020年末、または2021年初頭の手続きを検討」と報道。ブラジル人選手は、スペインにおいて滞在期間が2年半を超えた場合、二重国籍申請が可能となる。その条件を満たす時期が近づくなか、ヴィニシウスはスペイン国籍取得の準備を進めるようだ。
クラブもバックアップする模様で、「マドリードは最近、カゼミーロ(ブラジル代表)やフェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ代表)がそうだったように、選手を助けて助言をしている」と記している。
注目はEU圏外選手枠だ。1チームにつきEU圏外選手を3人まで登録可能で、ヴィニシウスがEU圏の選手扱いとなれば、EU圏外選手枠が一つ空く形となる。スペイン紙は「レイニエル、またはクボが恩恵を受ける可能性がある」と指摘。レアル下部組織に所属する18歳ブラジル人MFレイニエルのトップ昇格、または久保のレアル復帰の可能性が高まると見ているようだ。
「ヴィニシウスが残した席は、まだ未来が決定していないレイニエル、またはクボに有利に働くだろう」
レアルからマジョルカに期限付き移籍中の久保。レアルの一員としてプレーする姿が見られるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)