退席処分のインテル指揮官が憤怒 性差別発言のナポリ監督を「サッカー界から追い出せ!」

前回も試合後にキレた因縁のナポリ戦

 元銀行員という異色の経歴を持ち、沈着冷静な戦術家と評判のサッリ監督が見せた姿はあまりにも意外なものだった。むしろ、マンチーニ監督の方が現役時代から暴れ馬というイメージと歯に衣を着せぬ発言で物議を醸してきた。サッリ監督は試合後に“憤怒のマンチョ”という愛称で知られる指揮官に謝罪してきたという。

「試合についてはどうでもいい。60歳の男があんな振る舞いをするとするなら、恥だろう。議論はしてもいいが、恥ずかしい。彼はロッカールームで見つけたら、謝罪してきた。だが、私は発言を猛省してもらいたい。イングランドではあんな奴はピッチに足を踏み入れることは許されないんだ」

 昨年10月27日のボローニャ戦では第四審判に「オレが何を言ったというんだ、このロバ野郎!」と暴言を吐いて退席処分になった過去を持つマンチーニ監督。11月30日のリーグ戦でナポリと対戦した際には、長友が退場処分になった判定を巡って、「カジェホンはトラクターに轢かれたようなシミュレーションをした」「審判は美女とデートするよりも選手を退場にする方が好きなんだろう」と、強烈な発言を残した因縁の一戦だった。

 これまでに物議を呼ぶ発言を連発してきたマンチーニ監督だが、この日ばかりは下品な発言を連発した敵将を一刀両断にしていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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