燃えたぎるクロップ! 宿敵マンUとのダービーは「ドルトムント対シャルケだ」

ファン・ハールについては「私の方が…」

 また、クロップ監督は敵将のルイス・ファン・ハール監督について言及した。

「彼と私は違う。みんなと私が違うようにね。ルイのことは良くは知らないが、何度か対戦し、かなり緊張感のある試合をした。フットボールに対して、お互い異なるアイデアを持っているだろうが、我々の方が優れているなんてことは言いたくない。我々の違いと言えば、ポゼッションや他にいくつかの細かなディテールだろう。彼の方が経験は豊富だが、私の方がタッチラインでは少しばかり活発だね」

 リバプールは9位、マンUは5位に位置しているが、勝ち点はわずか3差。クロップ監督は、敵陣でのハイプレスからショートカウンターを仕掛けて一気にゴールを陥れる戦術。対するファン・ハール監督は自陣から丁寧にパスをつなぎ、ポゼッションを高く保ちながら攻撃のリズムを作ることを重視している。対極に位置するサッカーを展開する両者が、イングランドに最大の熱狂の渦を巻き起こす「ナショナル・ダービー」で相まみえる。激闘の末に上位への挑戦権を得られるのは、果たしてどちらの名門になるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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