「プレーを待てない」 イニエスタ、アジアのファン待望「英雄」プレー集をAFCが公開

ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ【写真:高橋学】
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ【写真:高橋学】

2月19日にイニエスタにとって初のACLとなるアウェー水原三星戦を迎える

 AFCは24日、公式インスタグラムを更新した。2020年元日に行われた天皇杯決勝で鹿島アントラーズを2-0で破り、クラブ初タイトルを獲得したヴィッセル神戸が今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが初めてACLに出場するため、プレー集を公開して反響を集めている。

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 神戸は、前身の川崎製鉄水島サッカー部を母体に1994年に設立。95年元日に「ヴィッセル神戸」としてスタートするも、初練習を予定していた1月17日に阪神淡路大震災が起きた。その後、97年にJリーグに加盟。01年には元日本代表FW三浦知良(横浜FC)らが加入するなどスター選手も在籍した。J2降格も経験しながら、17年夏には元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(アンタルヤスポル/トルコ)が加入。翌18年夏にイニエスタ、そして19年からは天皇杯決勝限りで現役を引退した元スペイン代表FWダビド・ビジャら豪華メンバーがプレーした。

 クラブ史上初めてのタイトル獲得となったのが、今回の天皇杯。ビジャの引退試合ともなった一戦で、強敵の鹿島を倒しての載冠。初のACL出場権を得た。イニエスタにとっても初めてのアジアの舞台でのプレーとなる。

 G組に入った神戸は広州恒大(中国)、ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)、水原三星ブルーウィングス(韓国)と対戦。初戦は2月19日にアウェーで水原三星と戦う。バルセロナで長く活躍した英雄イニエスタがACLに参加することから、主催のAFCは公式インスタグラムで「ACL2020で見ることが楽しみな英雄は誰?」と綴り、イニエスタの神戸でのプレー集を公開。華麗なタッチやトリッキーなパスなど日本で見せた“魔術師”らしい技術をACLでも披露することを期待した。

 コメント欄では「サッカー界のレジェンド」など称えられる一方で「ジョホール・ダルル・タクジムとの対戦でのレジェンドのプレーを待てない」と、心待ちにする声もあった。神戸にとって初めての舞台。世界中を虜にしてきたイニエスタは一体どんなプレーを見せるのだろうか。

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