ユベントスMFジャン、古巣の“ライバル”エバートン移籍か 42億円オファー準備中と英報道
元リバプールのジャン獲得をアンチェロッティ監督がリクエストか
イングランド・プレミアリーグのエバートンは、ユベントスで出場機会を失っているドイツ代表MFエムレ・ジャンに、今冬の移籍市場で正式な獲得オファーを投じる模様だ。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
ジャンは今季開幕前に、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の登録リストから漏れたことに怒りの声を上げた。実際にフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)からオファーがあり、もしCLのリストに入らないことが分かっていれば違う選択があったとのコメントも残している。
そんなジャンは、シーズンが始まってもリーグ戦の出場が8試合でフル出場なし。こうした状況を受け、今季途中まで同じセリエAの強豪ナポリを率いていたカルロ・アンチェロッティ監督が実力を高く評価しているというのが、イタリアメディアにおける報道だった。
そして「デイリー・ミラー」によると、エバートンはジャンの獲得のためにユベントスへ移籍金3500万ユーロ(約42億円)の正式オファーを送る準備を進めているという。もとより出場機会も少なく、ユベントスには500万ユーロ(約6億円)という年俸も負担になっているとされてきただけに、移籍への障害は大きくなさそうだ。
ジャンは2014年から18年まで、プレミアリーグのリバプールでプレーしていた経験を持つ。そして、ユベントスへの移籍は契約満了を伴う移籍金ゼロのものだった。約1年半で“マージーサイド・ダービー”が繰り広げられるライバルクラブへの加入となれば、リバプールとしては複雑な思いに駆られる可能性もある。
冬の移籍市場では高額な補強にも関わらず、名将アンチェロッティがリクエストしたとされるジャン。プレミア復帰を果たし、その実力を証明することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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