史上最弱から頂点へ 選手権史に残るトリックFKで東福岡が17年ぶりのV決めた!

中村主将「最弱の評価を覆すために頑張ってきた」

 東福岡最弱世代が決勝戦で見せた意地の結晶! 選手権史に残る鮮烈なトリックFKで17年ぶりの優勝引き寄せた

 赤い彗星が高校二冠を達成した。第94回全国高校サッカー選手権は11日に決勝戦が行われ、東福岡高校(福岡)は國學院久我山高校(東京A)を5-0で下し、17年ぶりの選手権優勝。夏のインターハイと合わせた高校二冠を達成した。

 東福岡史上最弱と呼ばれていたはずの世代だった。一つ上のMF中島賢星(現横浜Fマリノス)などを擁したタレント集団と比較され、現在の3年生たちは入学当初から「最弱世代」というレッテルと向き合いながら過ごしてきた。

 下馬評の決して高くなかった世代で主将に就任したMF中村健人は今大会中に「夏のインターハイを勝っても、選手権で負ければダメだったと評価される。最弱と呼ばれたものを見返したい」と話していた。その決意は、この決勝戦で結実した。

「自分たちも悔しくて、その評価を覆すために頑張ってきた部分もあるのでこの優勝は自信につながります。自分たちが(二冠達成)したっていう実感はまだないですが、これから少しずつ湧いてくると思うので、喜びをしっかり噛みしめたいです」

 

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