クロップの我慢も限界!? リバプールが43億円で”ガラスのエース”放出を容認か

負傷離脱中のスターリッジ 現体制での出場時間はわずか106分間

 リバプールのユルゲン・クロップ監督もいよいよ我慢の限界に近づいているのだろうか。ドイツ人指揮官率いるリバプールは、エース格でありながら故障の多さが目立つイングランド代表FWダニエル・スターリッジについて、2500万ポンド(約43億円)以上のオファーがあれば放出を容認する構えだという。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 スターリッジは2012年にチェルシーからリバプールに移籍後、通算72試合に出場し44得点と高い決定力を発揮し、チームのエースに成長した。しかし、負傷の多さが玉に瑕で、現在もハムストリングに問題を抱えてピッチに立つことすらままならない。今季クロップ監督就任後には、わずか106分間しかプレーしていない。復帰しては離脱を繰り返す”ガラスのエース”に、フラストレーションを溜めているという。

 2013−14シーズンは21得点を挙げる活躍を見せたが、現状では放出候補の一人となってしまったようだ。クラブは2500万ポンド以上のオファーが届けば、放出を容認する意思があるとレポートされている。

 現状では条件を満たすオファーが届くとは予想しづらいが、度重なる負傷離脱でクロップ監督が愛想をつかせるのも時間の問題か。万全であればイングランド屈指の点取り屋なだけに、1日も早い復調が望まれるところだろう。スターリッジはリバプールで、自身の価値を証明することができるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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