豪華陣容がわずか44億円! ドルトムントの育成力の高さを示す「コスパ最強イレブン」に香川も選出!?

中盤4人のうち3人は4億円未満の格安補強

 MFは4人中3選手が、現在もチームに所属している選手だ。司令塔に君臨するギュンドアンは、11年にニュルンベルクから385万ポンド(約6億5000万円)、今季はセンターバックでも起用されているMFスベン・ベンダーは1860ミュンヘンから105万ポンド(約1億8000万円)、そして19歳にしてレギュラーを奪取したMFユリアン・バイグルも15年に1860ミュンヘンから175万ポンド(約3億円)で獲得している。
 昨季限りで引退した元ドイツ代表MFセバスティアン・ケールも名を連ねた。00年にフライブルクから224万ポンド(約3億8000万円)で獲得したケールは、後にキャプテンとしてチームをけん引し、250試合以上に出場した。

MUNICH, GERMANY - APRIL 12:  Rafinha (R) of Muenchen battles for the ball with Robert Lewandowski of Dortmund  during the Bundesliga match between FC Bayern Muenchen and BVB Borussia Dortmund at Allianz Arena on April 12, 2014 in Munich, Germany.  (Photo by Alexander Hassenstein/Bongarts/Getty Images)

 2トップの1人は、10年にポーランドのレフ・ポズナンから333万ポンド(約5億7000万円)で獲得したレバンドフスキ。そして01年に、ブラジルの名門コリンチャンスから497万ポンド(約8億5000万円)でやってきた元ブラジル代表のエベルトンが入った。レバンドフスキは131試合で74得点、エウベルは156試合59ゴールを挙げた。いずれもエースとして活躍し、リーグ制覇を経験している。
 この豪華なイレブンでも、獲得にかかった費用は推定2559万ポンド(約44億円)。近年は欧州サッカー界にも、オイルマネーや経済成長著しい中国企業の参入で選手の移籍金が高騰している。そうした中で、才能ある若手をいち早く発掘し、移籍金を安く抑えて獲得した選手を育てるドルトムントの、スカウティング能力と育成力の高さが顕著に表れる結果となった。

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