昇格組ボローニャに不覚もミラン指揮官は強気崩さず 「トップ下捨ててから正しい道」

去就質問には「怪我する前に包帯巻かない」

「我々のリーグ戦は(4-3-3にシステム変更した昨年10月の)ナポリ戦からを見れば明らかだ。正しい道を歩んでいる。スタートは4-3-1-2で戦ったが、違いを作るレベルのトップ下がいなかった。だからシステムを変え、攻守のバランスを取り戻した。このボローニャ戦の前で、敗戦したのはユベントス戦だけだ」

 本田らをトップ下でテストしたシーズン序盤の低調な結果によって見切りをつけ、システム変更をして正しい道に戻ったとミハイロビッチ監督は力説している。

 もっとも、この敗戦によって現地メディアではまたしても指揮官の去就が問われる状況になった。ストレートな質問を受けた指揮官は、皮肉を交えつつ言葉を返している。

「私の頭には次の試合のことしかない。怪我する前に頭に包帯を巻くやつなんか、いないだろう?」

 果たして、次の強豪ローマ戦をミハイロビッチ監督は、頭に怪我をすることなく乗り越えることができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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