マジョルカ久保は来季再レンタル? 今季終了後の「進むべき道」をスペイン紙が指摘
過去に伸び悩んだエデゴーの例も踏まえ、「先を急ぐべきではない」との見解
マジョルカの日本代表MF久保建英は、5試合連続でスタメン出場を果たすなどシーズンを追うごとに存在感を増している。スペインの名門レアル・マドリードから1年間の期限付き移籍のため、当然シーズン終了後の去就にも注目が集まるが、スペイン紙「エル・エスパニョール」は、レンタルバックを一つの選択肢に挙げつつ、マジョルカよりも上位を狙えるチームへのもう1年間の武者修行の可能性を指摘している。
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今夏にレアルと契約した18歳の久保は、同じスペイン1部で昇格組のマジョルカへ期限付き移籍。シーズン序盤こそベンチスタートが多かったが、現地時間11月3日のリーガ・エスパニョーラ第12節バジャドリード戦(0-3)から5試合連続スタメン出場、同13節ビジャレアル戦(3-1)では待望のリーガ初ゴールもマークしている。
12月7日に行われたリーガ第16節バルセロナ戦(2-5)にもフル出場し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとマッチアップする場面もあった久保。レンタルの身だけに、期間が終わるシーズン終了後の動向は気になるところだが、「エル・エスパニョール」紙は“ノルウェーの神童”として鳴り物入りで入団し、現在はレアル・ソシエダに期限付き移籍中のMFマルティン・ウーデゴールを引き合いに出して展望している。
「選手(久保)の将来はラ・リーガとマドリードにあるが、ただ先は長い。ウーデゴールのケースのように先を急ぐべきではなく、クラブ・ブランコ(レアル・マドリード)へたどり着くまで毎シーズン、ジャンプアップすることを期待されている。(他選手との)違いは、久保は低いレベルでのリーグで経験を飛び越し、18歳でスペインの大会で輝きを見せていること。ラ・マシア(下部組織)で国内リーグでのプレースタイルに触れ、現在はより慣れている。マジョルカでは“大人たち”と競うことを学び、十分なものを見せている」