久保建英が勝ち取った“信頼” マジョルカ唯一の光明、現地記者も称賛「違いを生み出す」

「カデナ・セール」のアルベルト・エルナンド記者【写真:Football ZONE web】
「カデナ・セール」のアルベルト・エルナンド記者【写真:Football ZONE web】

“攻撃のタクト”を振るう久保、幼少の頃から夢見たカンプ・ノウで次節バルサ戦へ

 一方、スペインのラジオ局「カデナ・セール」のアルベルト・エルナンド記者は、「久保には今日の試合、スタメンを勝ち取れる高い信頼度があったし、彼が先発出場しているのを見てもなんの違和感もない。今日はラゴ・ジュニオールがスタメンを外れ、ビセンテ・モレノがスタメンを組み直し、久保が先発入りしたという事実はあるけどね。彼は18歳にもかかわらず、(チームの攻撃の)タクトを振るっていたよ」と、チームの攻撃をリードしたことを強調していた。

 久保は次節、おそらく自身のキャリアのなかで、特に高いモチベーションで試合に臨むことになるだろう。ユニフォームこそ違うものの、幼少の頃に夢見たピッチに立つ瞬間が訪れることになる。12月7日、久保は“ラ・マシア”出身選手としてカンプ・ノウに降り立ち、名門バルセロナとの一戦でどんなプレーを見せるのか。敵地でも大きな注目を集めるのは間違いなさそうだ。

高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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