久保建英の強烈シュートはVAR対象? “疑惑の瞬間”にスペイン紙指摘「PKに値する」
レバンテ戦の久保のプレーにスペイン紙も注目、“疑惑プレー”に「VARで確認すべきだった」
リーガ・エスパニョーラでは昨シーズンからVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が採用されている。それを受けて「これはVARで確認すべきだったのでは?」という検証記事を掲載しているのがスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」で、マジョルカの日本代表MF久保建英が前節に絡んだ“疑惑プレー”が取り上げられている。
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現地時間22日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第14節レバンテ対マジョルカ戦は2-1でホームのレバンテが勝利した。その試合について同紙は前半に2度、後半に5度あった“疑問のプレー”を提示している。そのうち久保が絡んでいるのは二つ。後半5分とアディショナルタイムのプレーだ。
まず後半5分のプレーは、久保のディフェンス面について。レバンテの左サイドでボールを受けようとしたMFホルヘ・ミラモンに対して久保はスライディングでボールを奪おうとしたものの、ファールを取られた。後ろから足の甲を引っかける形になったこともあってか同紙は「タケ(久保)のプレーはアマリージャ(イエローカード/警告)に値する」と記している。
それとともに取り上げられているのは後半アディショナルタイム3分に迎えた久保の決定機だ。18歳の日本人アタッカーが胸トラップからスムーズに左足ボレーを狙い、相手GKに弾かれたが、この前にカバーに入ったDFルーベン・ヴェソの手に当たっていた。ペナルティーエリア内だったこともあり、同紙はこのように分析している。
「エリアでのヴェソのクリアはハンドだった。タケが放ったゴールに向かうシュートの軌道をそらした。このプレーはイエローカードとPKに値するし、VARをためらうことなく発動すべきだった」
もしこのプレーがPKを得てキッカーが決めていればスコアは2-2となり、アウェーで白星に恵まれないマジョルカにとってはビッグプレーになった可能性が高い。一つの判定を大きく取り上げる傾向にあるスペインメディアから見ても、久保のプレーはVAR対象だったと見ているようだ。