首位撃破も嘆き節 名将クロップが恐怖する“呪いの流行語大賞”とは?

クロップを悩ませる悪夢の7文字

「オリジの負傷が深刻なものでないと願うほかない。我々は彼の足の痙攣について話し合った。皆は私よりここに長くいるので動じないかもしれない。私はイングランドに来る前はさほど気にしていなかったが、今となっては、『ハムストリング』という7文字が、私にとっては年間ワーストワードだよ。常にハムストリング、ハムストリング、ハムストリングだ。試合と調整の強度が厳しいということだろう。本当に過密日程だからね」

 ドイツ人名将は太もも裏という言葉を4回も続けた。リバプールには太もも裏を痛め、戦線離脱している選手がオリギの他に3人いる。MFロシター、DFシュクルテル、ガラスのストライカーFWスターリッジが現在離脱中。今季途中にクロップ新監督就任後ではレスター戦で決勝点を決めたFWベンテケ、司令塔コウチーニョ、MFミルナー、GKミニョレも太もも裏の故障で離脱を経験している。

 ドルトムント時代にゲーゲンプレスという独自の戦術で世界を震撼させたクロップ監督にとってはまさにハムストリングが呪いの言葉となっている。初となるプレミア挑戦での最大の障壁は、イングランド独自の過密日程を乗り切るためのコンディション調整にあるようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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