レアルFWベイル、49日ぶり復帰も… 地元ファンから大ブーイングの“手厳しい歓迎”

観客から厳しい目を向けられたレアル・マドリードFWギャレス・ベイル【写真:AP】
観客から厳しい目を向けられたレアル・マドリードFWギャレス・ベイル【写真:AP】

「ウェールズ代表のほうがプレーしやすい」発言が波紋 負傷明けでピッチに立つも…

 何かとお騒がせ中のレアル・マドリードに所属するウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、現地時間23日のリーガ・エスパニョーラ第14節レアル・ソシエダ戦で後半途中から約50日ぶりにリーグ戦出場を果たした。しかし、地元ファンからはブーイングなどの手厳しい歓迎を受けている。

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 連勝を狙うレアルは前半2分に先制を許すも、同37分に元フランス代表FWカリム・ベンゼマの今季10点目で同点。さらに、後半にはウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデとクロアチア代表MFルカ・モドリッチが追加点を挙げて逆転勝利を収めた。

 そのなかで、負傷明けのベイルは後半22分にU-22ブラジル代表FWロドリゴとの交代でピッチに立った。ウェールズ代表としてはすでに復帰していたが、レアルでは10月5日の第8節グラナダ戦(4-2)以来49日ぶりに公式戦の出場。しかし、選手交代のアナウンスとともに本拠地サンチャゴ・ベルナベウのファンからは大ブーイングが鳴り響く事態となった。

 これはベイルが国際Aマッチウィークで「ウェールズ代表のほうがプレーしやすい」など、レアルを軽視しているのでは、と見られかねない発言を受けてのようだ。また、19日の欧州選手権(EURO)予選ハンガリー戦(2-0)後のピッチではチームメイトとともに「ウェールズ、ゴルフ、マドリード、この順番だ」とレアル軽視のメッセージが書かれたフラッグを掲げたこともファンの反感を買う原因となっている。

 英紙「デイリー・ミラー」によれば、あるレアルファンは「ロドリゴ、ヴィニ(ヴィニシウス)、ルーカス(・バスケス)、ベイル、この順番だ」と件のフラッグをレアルでの序列に置き換えた批判のフラッグを掲げていたという。

 レアルを率いるジネディーヌ・ジダン監督は「ピッチ外のことには興味ない」と語ってベイルの振る舞いを不問としたが、こうした行動やピッチで鳴り響いた大ブーイングを聞く限り、まだまだ怒りの収まらないファンは多く存在しているようだ。

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