初陣勝利に貢献のソン・フンミン、“モウリーニョ流”適応の必要性を強調「今は難しい時期」

1ゴール1アシストの活躍をしたトットナムFWソン・フンミン【写真:Getty Images】
1ゴール1アシストの活躍をしたトットナムFWソン・フンミン【写真:Getty Images】

ウェストハム戦で1ゴール1アシストのソン・フンミン、新スタイルへの適応について言及

 トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは23日に行われたプレミアリーグ第13節ウェストハム戦に先発出場し、1ゴール1アシストの活躍で3-2の勝利に貢献した。「新しいシステムに慣れていかなければならない」とジョゼ・モウリーニョ新監督のスタイルに適応する必要性を主張した。英紙「ザ・サン」が報じた。

 モウリーニョ監督は初陣で4-2-3-1システムを採用。エースのFWハリー・ケインを最前線に据え、トップ下にMFデレ・アリ、左右のサイドにソン・フンミンとFWルーカス・モウラが起用された。

 前半38分にはソン・フンミンが持ち前のスピードと切れのあるドリブルで相手DFを翻弄。ペナルティーエリア内左を突破すると、左足のシュートをゴールに叩き込んで先制。さらに同43分、左サイドのタッチライン際でアリが懸命につないだパスをソン・フンミンが持ち込み、クロスボールでルーカスのゴールをお膳立てした。

 後半にはケインにもゴールが生まれ、アタッカー陣が揃って結果を残したトットナム。その後に2失点する危うい展開だったが、3-2と逃げ切って新体制初戦を勝利で飾った。

 モウリーニョ体制初ゴールを決めたソン・フンミンは勝利の手応えを語りつつも、チームのスタイルの変化に適応するための時間が必要だと語っている。

「僕らはまだまだ新しいことに慣れていかなければならない。これまで5年近くも後ろからビルドアップする形にトライしてきたからね。今は難しい時期。準備のための時間はそう多くはなかった。3ポイントを取れて嬉しい」

 2014年からチームを指揮していたマウリシオ・ポチェッティーノ前監督の突然の解任でチームには激震が走った。アルゼンチン指揮官を慕っていたソン・フンミンは「タフな1週間だった」とクラブ内で起きた一連の動きを振り返っている。

「僕らは新しいこと、新しいシステムに適応しなければいけなかった。(モウリーニョ)監督も喜んでいると思う。僕らは相応しい試合をした」

 ソン・フンミンは勝利に手応えを掴んでいた。新指揮官の起用に結果で応えた韓国代表FWは、再起を図る新チームにおいても中心選手として活躍していきそうだ。

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