ドログバ、古巣チェルシーの「完璧」オファーをなぜ固辞? 「条件は良かった。でも…」

チェルシーでも活躍したディディエ・ドログバ氏【写真:Getty Images】
チェルシーでも活躍したディディエ・ドログバ氏【写真:Getty Images】

チェルシーからスタッフ入りの打診も… 母国コートジボワールサッカー協会会長選出馬を明言

 現役時代にチェルシーなどで活躍した元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏は、チェルシーからコーチングスタッフ入りを打診されていたが、その「完璧なオファー」を断ったという。英紙「メトロ」が報じている。

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 ドログバ氏は、昨年末に現役を引退し、今年9月にコートジボワールサッカー協会の会長選に出馬する意向を示した。13日、彼は母国で多くのサッカークラブの会長や弁護士たちと会い、オーガスティン・シディ・ディアロ会長に代わり、会長を目指すことを宣言したという。

 今季、クラブOBのフランク・ランパード氏を監督に迎えたチェルシーは、ドログバ氏にもコーチングスタッフへの就任を打診。しかし、彼は祖国に何かをもたらしたいと、そのオファーを断ったようだ。

「私はチェルシーに残ることができるオファーを受けた。条件は良かったし、すべてが完璧だった。でも、私は自分が愛するコートジボワールのサッカーを助けたいんだ」

 彼が生まれ育ったアビジャンで開催されたビジネスフォーラムでプランを明かしたドログバは、「私はリーダーであり、私は単なるコーチの役割をこなすのではなく、より広い視野を持っている。コーチはクラブにインパクトを与えるだろう。でも、私は国全体に影響を及ぼしたい。サッカーについてもう一度考え、国全体のことを考え、ここでサッカーを広めたい。コートジボワールには、素晴らしいサッカーの歴史がある」とコメントしている。

 2015年に代表選手として、コートジボワール代表をアフリカネーションズカップ初優勝に導いたドログバ。2018年FIFAロシア・ワールドカップの出場権を逃した祖国のサッカー界を建て直すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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